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CSR(企業の社会的責任)について

社是・社訓
私たち、株式会社3Rにとって、CSRとは廃車(使用済み自動車)の解体を通じて「環境保全」と「資源循環」に貢献することです。 私たちの創業の原点は正に「環境保全」と「資源循環」に貢献したいという思いです。この創業の思いをまとめたのが、社是・社訓です。
全社員で毎朝唱和しています。
株式会社3Rの社是・社訓
どうして廃車(使用済み自動車)を解体することが、環境保全や資源循環に繋がるのか、説明させていただきます。
環境保全
2005年の自動車リサイクル法完全施行に伴い、自動車解体事業者は都道府県から業の許可を得ることが必須となりました。許可を取得する必要条件の一つに、 1995年に厚生省(当時)が発表した事前選別ガイドラインに沿って、液類の抜取・保管ができ、同時に、液類が抜取時に地面に飛散しないよう設計された 設備機器を持つことがあります。また、フロンガスの抜取保管する機材を持つことも必須です。
自動車には、燃料(ガソリンまたはディーゼル)、エンジンオイルやミッションオイルなどのオイル類、エンジン冷却水(通称LLC)などの液類が入っており、 合計すると数十リットルになります。もしこれら液類が解体前に抜き取られず解体・分解されれば、どこかで液だれし、地面に飛散・浸透、最終的に 飲み水に悪影響を及ぼす恐れがあります。私たちは、写真1のような液抜きスタンドをつくりました。スタンドには屋根を設置、床面はコンクリート舗装、 液類を種類ごとにバキュームで吸引するよう設計しました。回収した液類はそのまま地下タンク(写真2)に流し込み保管します。
液抜きスタンド
写真1:液抜きスタンド
地下タンク
写真2:地下タンク
また、フロンガスはオゾン層を破壊するので、地球温暖化の原因の一つであることが近年明らかになりました。エアコン付きの車が珍しかった頃は、 フロンガスの通るチューブを鎌で切って空中放出されることもあったようですが、現在、解体業の許可をもつ解体事業者はフロン回収機とフロンガスを 保管するボンベを保有しています。回収されたフロンガスは所定のフロンガス破壊センターで破壊されます。私たちは、液抜きと同時並行で フロンガスの回収を行っています(写真3)。
フロンガス回収作業
写真3:フロンガス回収作業
エアバッグ展開
写真4:エアバッグ展開
加えて、私たちは、エアバッグを展開させています。エアバッグはちょっとした衝撃で作動することがあります。 もし、展開させないまま廃車の処理の後プレス機で圧縮される、あるいは、シュレッダー機で破砕されると、エアバッグが作動して大事故を引き起こす 危険があります。 だから、解体工程で展開することが自動車リサイクル法上義務付けられています。私たちは液抜き作業が終わったあと、エアバッグを 展開させています(写真4)。
さらに、中古部品の活用は温室効果ガス(二酸化炭素)発生抑制効果があります。このことは次の「資源循環---Reuse(再利用)」のところで詳しく述べます。
資源循環
持続可能な発展のために、従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」を見直し、環境と経済が両立した循環型経済システムを構築しようという動きが 近年急速に拡がっています。身近な事例としてスーパーのレジ袋があげられます。レジ袋の原料は石油です。買い物のたびにレジ袋を配るのを改めれば、 その分石油の消費量が減り、結果として、石油を少しでも有効に利用できることになります。
循環型経済システムをつくるために3つの「R」がキーワードとなっています。
すなわち、
  • Reduce(リデュース)・・・ゴミの発生量を減らす
  • Reuse(リユース)・・・同じものをできるだけ何度でも使う
  • Recycle(リサイクル)・・・素材として別の製品に使う
これら3つの「R」のなかで、私たちが一番力を入れているのは「Reuse」です。私たちは、液類抜取、フロンガス回収、そして、エアバッグを展開させたあと、 再利用できそうな部品を丁寧に取り外します。私たちは2011年に10,181台の廃車を解体し、208,000個の部品を国内外に販売しました。 まだまだ使える部品を再利用すれば、新品の部品を作るのに必要な資源を違うものに使うことが可能になります。
再利用できそうな部品を取り外した後、出来る限り金属の種類別に分別回収しそれぞれの専門加工業者に引き渡します。写真6は銅を含む電線(ワイヤハーネス)、 写真7はアルミニウムでできているラジエーターです。最後に残った廃車ボディ(通称「ガラ」)はプレス機で圧縮してサイコロ状に加工(写真8)、 シュレッダー会社に引渡します。このようにして、廃車から回収された金属資源は違うモノ作りに利用されていくのです。
銅(ワイヤハーネス)出荷
写真6:銅(ワイヤハーネス)出荷
アルミラジエーター
写真7:アルミラジエーター
廃車ボディ
写真8:廃車ボディ(主に鉄)
私たちの実践しているReuseとRecycleによって資源循環の環を少しでも拡がっていくことを願ってやみません。
なお、Reduceについては、私たちは、非金属素材の部品(例:バンパー、ヘッドライト、テールライトなど)のReuseを拡大することにより実践しています。 非金属素材の部品は素材リサイクルが困難なため、Reuseされないとシュレッダーダスト(廃車の破砕工程で発生するゴミ。主に非金属素材から成る)になります。
株式会社 3R(スリーアール)

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